新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争
(C)KADOKAWA 1995
犯罪の坩堝、新宿・歌舞伎町。チャイニーズ・マフィア“龍爪“は、異常なまでの残虐性で急激に勢力を伸ばしていた。これを追う新宿署の一匹狼・桐谷龍仁は、弟の義仁がその組織に関わっていることを知る。兄弟は中国残留孤児二世。日本にも中国にも所属できない疎外感から、家族の絆を大切にする龍仁は、立場を利用し、両親と弟のために不正で莫大な金を手にしていたが、汚い世界から弟の手を引かせるべく、その裏社会のネットワークを使って“龍爪“のボスを追い詰めていく。